| ▼将棋の進み方 一局の将棋はどのような流れで進んでいくのかを知ることによって、 どのような手を指していけばいいのかを理解することができると思います。 一局の流れを意識するようになると、漫然とただ将棋を指すのではなく、 しっかりした将棋観を持って、盤面の状況にふさわしい手を指すことができるようになるので、 ぜひとも一局の将棋の流れというものを意識するようにしてみてください。 ■将棋は序盤、中盤、終盤の三つのステージで進行していく
一局の将棋をみるときは、将棋を三つのステージに分けて考える必要があります。 その三つのステージとは、序盤、中盤、終盤なのですが、いったいなぜこんな分け方をするのでしょうか? それは、各ステージによって将棋の指し方が全く変わってくるためで、 それぞれのステージの状況に応じた考え方、感覚が必要になってくるからです。 これから三つのステージについてひとつづつみていきますが、 それをみてもらえば状況に応じて将棋の指し方が全く異なることがわかると思います。 それでは具体的にひとつづつみていきましょう。 ■序盤は駒組みのステージ
将棋が始まってからおよそ30手ぐらいまでのことを序盤といいます。 (もっと長くなることも短くなることもありますが、、、) この序盤ではあまり駒がぶつかることはなく、玉を囲うことに専念することになります。 なぜ序盤で玉を囲うのかというと、もっと後になってからでは盤上のあちこちで戦いが始まっていて、 玉を悠長に囲っていたらどんどん攻められてしまうからです。 攻められてから玉を囲っていたのでは遅いので、まずは守りを固める、ということです。 そして、玉を守るだけでは相手に勝つことはできませんから、 玉を囲いながらも着々と攻撃態勢を整えていくことになります。 でも、相手が玉を囲わずに真っ先に攻めてきた場合にはどうするんだ?って思いましたか? その場合にはもちろん手を変えなければなりません。 この場合も自分だけが悠長に玉を囲っていたら、相手にどんどん自陣を破られてしまって不利になります。 したがって、相手が攻めてきたときには、玉を囲うのではなく相手の攻めを受けきることが優先されます。 しかし、相手が攻めることしか考えていなかったら、その場合はラッキーだと思ってください。 無理やり攻めても結局は攻めきれないので、きちんと相手の攻めを受けてやれば、 相手の手が続かなくなって必ずこちらが有利になるので安心してください。 ■中盤は戦いのステージ
序盤で駒組みが進んでいくうちに、やがてどちらかが相手陣に攻撃を仕掛けるときがきます。 このあたりで序盤が終わって、将棋が中盤に入っていきます。 (手数でいうと、30手から70手ぐらいまでです) この中盤というステージはお互いがっちり陣形を組み合っていざ勝負の時!という戦いのステージです。 飛車角が盤上を駆け回り、激しい攻防が行われていきます。 中盤というのはいろんな指し手が考えられる、将棋で一番おもしろいところなのですが、 それと同時に将棋で一番難しい局面でもあります。 ですから、中盤の考え方というのは難しいのですが、一言で言ってしまえば いかに自分の陣形を保ちながら相手の陣形を崩していくか、ということです。 具体的にいうと、 ・自分の駒を損しないようにしながら相手の駒を取る ・自分の飛車や角などの攻め駒を敵陣に成り込むと同時に、自陣に駒を成られないようにする ことが目標になります。 ■終盤は寄せ合いのステージ
中盤で戦いが始まってどんどん局面が進んでいくと、攻め駒が玉にせまっていくことになります。 敵陣に攻め駒が侵入して、玉のまわりの守備駒をとっていって、 そろそろ玉を詰ますことができそうになってきたら、そのあたりが終盤です。 (手数でいうと70手以降です) 終盤での目標はただひとつ。 それは相手の玉を詰ますということです。 ですから、終盤は、自分の玉をいかに守って、相手の玉を寄せる(詰ます)のかという 寄せ合いのステージといえます。 「終盤は駒の損得よりスピード」という格言があるのですが、まさにこの格言のとおり、 いかに早く相手の玉を詰ますかが終盤のポイントとなります。 以上の三つのステージをまとめると ・序盤は自陣の整理を行う駒組みのステージで、戦いに向けた準備段階。 玉を囲って迎撃に備えるとともに、自分も敵陣に切り込むために攻撃態勢を整える。 ただし、相手が玉を囲うというセオリーを破って攻めてきたときには、 こちらも玉を囲うのではなく相手の攻めを受けきることを目標にする。 ・中盤は駒の損得を考えながら敵陣にいかに切り込んでいくかという戦いのステージ。 ・終盤は駒の損得よりもいかにして相手玉に迫るかという寄せ合いのステージ。 ということになります。 これでだいたいの将棋の進み方がわかってもらえましたか? こうしてみると、三つのステージで将棋というものの考え方が大きく変わっているのがハッキリわかると思います。 ですから、これからは序盤、中盤、終盤というものを意識しながら自分の指す手を決めていくと その状況にふさわしい手が指せるようになって、勝率があがるようになるでしょう。 さっそく今日からこの三つのステージを意識して将棋をしていきましょう! [→Back] |
| トップページへ |