▼脳内将棋盤について

ここのページでは将棋の強い人はどのように頭を使っているのかについて書いていきたいと思います。


■脳内将棋盤という言葉を知っていますか?

テレビなどで見たことがある人もいるかもしれませんが、将棋のプロ棋士というのは
目隠しをした状態で盤面を見ず、ただ自分の指し手を口で言うだけで将棋を指すことができます。
なぜプロはこのような目隠し将棋を簡単にすることができるのか、不思議に思ったことはありませんか?

また、これもテレビで見たことがある人が多いと思いますが、
プロ棋士同士の対局が終わったあとはすぐ感想戦が始まります。

しかし、あの感想戦というのは、自分の指した手を最初から最後まで全て覚えてなければできないし、
しかも、途中から感想戦を始めるときには、駒台にどの駒があるのかがすぐわからないと感想戦になりません。

将棋倶楽部24なら、対局後に自分の指した手をパソコンで確認しながら感想戦をすることができますが、
当然プロはパソコンで自分の対局を再現しているわけではありませんよね。
なのにスムーズに感想戦が進行していきます。

なぜこんなことができるのだろうかと、気になったことはありませんか?

こんなことができる理由として考えられることはただ一つで、
それは、頭の中で本物の将棋盤をイメージできるからです。

頭の中に実際の将棋盤と同じものがあるからこそ、特に目でみなくても、
頭の中にある将棋盤を脳で直接見ることによって将棋を指していけるのです。

そして、この頭の中にある将棋盤のことを「脳内将棋盤」と、このサイトでは呼んでいます。
(「脳内将棋盤」という呼び名は、将棋倶楽部24の会員であるpikatyuu-oresamaさんが最初につけたものだと思います)


■脳内将棋盤を作れば将棋が強くなる

将棋の弱い人で感想戦ができる人がいるなんて聞いたことがありません。
ましてや目隠し将棋ができる人なんていないでしょう。

このことから、脳内将棋盤がある人のほうがない人より強いというのは誰でも納得できると思います。

しかし、なぜ脳内将棋盤があると将棋が強くなるのでしょうか?

それは、将棋というゲームは先を読むことを要求されるゲームだからです。
極端な話、将棋では最初からすでに答えがわかっています。
ただ、その答えが長すぎるために全てを見通すことができないだけです。
(コンピューターでさえもその答えを全て見通すことはできません)
しかし、先を読むことによってその答えが徐々に見えてきます。

そして、読むという作業は頭の中で駒と将棋盤をイメージしなければできませんよね。
ですから、結局、脳内将棋盤があろうがなかろうが頭の中に将棋盤をイメージしなければならず、
脳内将棋盤があれば、より鮮明により長く局面を読んでいけるために、
脳内将棋盤が将棋の強さを支えてくれるのです。


■どうすれば脳内将棋盤を作ることができるのか

脳内将棋盤があれば、局面を深く正確に読めるから将棋が強くなることはわかったと思います。

ここからは、その脳内将棋盤をどのようにすれば作ることができるのかを私の経験をもとに紹介していきたいと思います。

といっても難しいことは何もなくて、しかもその答えはすでに他のページで話しています。

もうおわかりだと思いますが、初段になるための基本的な勉強法である詰め将棋と定跡がその答えです。

しかし、どんな方法で詰め将棋を解いたり、定跡の勉強をしても脳内将棋盤を作れる、というわけではありません。
脳内将棋盤を作るのに適したやり方があって、それは

盤面を記憶して、本やパソコンの画面を見ずに頭の中だけで解くようにする

ことです。

たとえば、実際の将棋盤を使って、その上で駒を動かしながら考えていたのではあまり効果はないということです。
なぜなら、それだとあまり頭を使って読んでないからです。

また、盤面や本の局面図を見ながら詰め将棋を解いたり、定跡を追っていくのも、
盤の上で駒を動かすよりは頭を使いますが、それでもまだまだ脳内将棋盤がちゃんと作られるほどではありません。

ではどうやって詰め将棋と定跡の勉強をするのかというと、まずは局面を頭にしっかり叩き込みます。
そして、そのあとは、詰め将棋なら本を閉じて頭の中だけで答えを考えていき、
定跡ならば▲3三歩成などの棋譜だけを見て、頭の中で盤面の進行状況を考えていき、
いろいろと自分なりにその局面を分析してから次に表示されている局面図を見ていく、という方法でやります。

このように勉強すると、まったく目で盤面を見ずに局面を考えていかなければならないために、
脳内将棋盤がものすごいスピードで形成されていきます。

この証拠として、私の棋力の伸び具合を見てもらえばわかると思います。
私は盤面をあまり見ないで詰め将棋を解くようにしたり、定跡を勉強するようにした結果、
なんと1年程度で10級から3級ぐらいまで上がってしまったのです。

このときは脳内将棋盤のことなんて考えていませんでしたが、
今思えば自分のやり方は脳内将棋盤を作るのに最も適したやり方をしていたのだなと思います。

ですから、この方法を使って詰め将棋と定跡の勉強をしていけば、脳内将棋盤が短期間で形成されていき、
棋力がグンとアップさせられると思いますので、ぜひこの
盤面を見ずに局面を考えていく」という方法を試してみてください!

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