駒の成り方(こまのなりかた)

駒の動き方を覚えたら、次は駒を成るということについて知りましょう。

実は将棋の駒には裏側にも文字が書いてあって、
(インターネットでは裏側がわかりませんけどね・・・)
盤上で駒を動かしているときに、駒がある条件を満たしたら
駒を裏返しにしてもよく、この駒を裏返しにすることを「駒を成る(なる)」というのです。

成った駒のことを「成り駒(なりごま)」といい、
成り駒は普通の駒よりも働きが多くなって強くなります。
(よくいわれる「成金」などはこれが語源のようです。ただ、金は成ることができませんけど・・・)
したがって成る前の駒とは動き方が変わるので、成り駒の動き方も覚えなければなりません。

・・・といっても普通の駒の動き方を覚えていれば
成り駒の動きを覚えるのは簡単ですから安心してくださいね。
(なぜならほとんどの駒は金と同じ動きになるからです^^)



■駒を成るための条件

それでは駒を成るための条件を覚えましょう。

駒を成るためには、自分から見て一番奥の一段目、二段目、三段目に
駒が入るときに成ることができます。
(つまり
敵陣に入るときに成れます

それから、駒を敵陣に打ち込んで、その駒が
敵陣で動くか、敵陣から出る場合にも成ることができます

というわけなので、逆に言うと、相手の駒が手前から三段目以内(つまり自陣)に入ってきたら
相手の駒に成られてしまう、ということです。

そして、駒を成ることができるからといって、必ず成らなくてはいけないということはなく、
成るか成らないかは自分の判断で決めることができます
(しかし、必ず成らなければならないときもあって、
それは歩や香車のように、これ以上前に進めなくなる、というときには必ず成らなくてはいけません。)

また、
一度成った駒は相手に取られない限り元に戻すことはできませんので注意しておきましょう。

それと、成ることができない駒があって、金と玉は成ることができません
(実際の駒でも、金と玉の裏側には何も書いてありません)

こうやって書くとちょっとルールが多くて難しいような気がするかもしれませんが、
一度で覚えきれなくても実際に将棋を指していくうちに覚えていけますから大丈夫です。

それでは駒ごとの成り方を見ていきましょう。
(画像の作り方が下手なので、見づらいかと思いますが大目に見てください、、、)


・歩の成り方
歩が成ると「と」という文字になり、
この駒を普通「と金(ときん)」と言います。
そして、
と金の動きは「金」と同じ動きになります。
(成金の語源といわれています)



・香の成り方
香が成ると「杏」という文字になり、
これを「成香(なりきょう)」と読みます。
(ただ、将棋の駒によっては字がくずしてあって
一目ではわからないような成香もあります)
成香の動きもと金と同じで、「金」と同じになります。


・桂の成り方
桂が成ると「圭」という文字になり、
これを「成桂(なりけい)」と読みます。
(成桂も成香と同じように文字がくずされて
何が書いてあるのかわからないときがあります)
成桂の動きも「金」と同じになりますが、
成ってしまうともとの桂の動きはなくなってしまいます。
桂の動きは他の駒にはない独特の動きなので、
成らないほうが戦略上よい場合がたくさんあります。


・銀の成り方
銀が成ると「全」という文字になり、
これを「成銀(なりぎん)」と読みます。
成銀の動きも「金」と同じで、
銀が成る場合も桂馬のときと同様に
斜め後ろへ動けるという特徴がなくなってしまうので、
銀も成るか成らないかはよく考えることになります
「銀は不成(ならず)に好手あり」という格言があるぐらいです。


・角の成り方
角が成ると「馬」という文字になり、
これは文字通り「馬(うま)」と読みます。
馬は、角の動きに加えて
上下左右に1マスずつ動けるようになる
ので、
ほとんどの場合角は成れるときには成ったほうがよいです。


・飛の成り方
飛が成ると「龍」という文字になり、
これも字のごとく「龍(りゅう)」と読みます。
龍は、飛車の動きに加えて
斜めの4方向に1マスずつ動けるようになる
ので、
角と同様飛車も成れるときには成ったほうがよい駒です。
(ただし、打ち歩詰めを回避するときなどは成らないときもあります)


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