| ▼控えの桂(桂は控えて打て) 桂馬で両取りをかけたかったり、桂馬で王手をかけたいときがあっても、 相手の駒が自分の打ちたい場所にあったら、ルールで決まっているようにもちろん駒を打つことはできません。 しかし、相手の駒を取れば、そこのマスに移動することができますよね。 ですから、自分が桂馬を打ちたい場所があるのだけど、そこに相手の駒がいて打つことができないときは、 そこの場所を狙って桂馬を打てばよいのです。 この、自分の打ちたい場所が相手の駒で埋まっているから、そこに跳ねられるように打つ桂馬のことを控えの桂といいます。 ですから、桂は控えて打てというのは、桂馬を控えめに遠慮して打つというわけではありません(笑) むしろ、両取りや王手などを狙った、大変攻撃的で積極的な手なのです! とはいっても、こんな風に言葉で説明されてわかる桂打ちではないので、実際に下の例をみてみましょう。 この図では先手に絶好の桂打ちがありますが、どこに打てばよいのでしょうか。 ▲3四桂と打てれば玉と金の両取りになりますが、3四には今は歩があるのでそれはできません。 しかし、桂馬を2六(あるいは4六)に控えて打つと、次に▲3四桂と跳ねることができるので、見事に両取りがかかります。 ですから、この局面では▲2六桂と打ちます。 これに対して後手の対応が難しいのです。 例えば両取りを避けて△1二玉や△3一玉では、かまわず▲3四桂とされて、 次に▲2二金までの詰めろになっているので、結局金と桂馬の交換になることを避けることができません。 これを横から無理やり攻める場合と比較してみてください。 横から攻めるなら▲5四桂でしょうが、△5二金とされてもう手が続かないことがわかります。 しかし、後手に受ける駒がない場合は、この控えの桂によって後手玉はほとんど寄ってしまっています。 横からの攻めではびくともしない後手陣が、控えの桂馬で一気に寄ってしまうのですから、 その威力を十分に理解できると思います。 将棋を始めてまだ間もない人などは、直接相手の駒にぶつかっていくような手しか見えないと思いますが、 この控えの桂の手筋を覚えると将棋の幅が広がります。 控えの桂の手筋を覚えて実戦で使えるようにしておきましょう! [→Back] |
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